サーバ≒HDDレコーダーを構築中に気づいたこと。
HDDレコーダー(MythTV)で録画したTV番組はmpeg2でファイル出力される。mpeg2の動画はとってもキレイなのはいいけど、30分で1Gくらいまでファイルサイズが大きくなるのでうれしくない。なので、録画終了をトリガに出力されたmpeg2をwmv2にエンコードするバッチ処理をしてるのだけれど、そのエンコード中に熱暴走が勃発してるようで、帰宅したらカーネルごとハングしてた、という経験が幾度かある。
キャプチャカードには玄人志向の「CX23416GYC-STVLP/R」というハードウェアエンコードのものを使っているのだけど、これに搭載されているMPEGエンコーダチップ「Conexant製CX23416」には発熱が少ないのでヒートシンクがついてないけど、周辺温度が高いと熱暴走するという動作報告があるらしい。つまり、
TV録画によるmpeg2エンコード開始によりエンコードチップおよびケース内の温度が上昇
↓
wmv2エンコード開始によりCPU発熱
↓
真夏にコタツ状態でエンコードチップ熱暴走開始
という図式が成り立ってるような気がしたので、一週間ほど前にエンコードチップに貼り付けるためのヒートシンクを買ってきた。しかし、うきうきしながら貼り付けたのはいいが、翌日にはまたもやハングしてしまった。この役立たず!キー!!
▲651円って高くないか?
きっと、エンコードチップの発熱うんぬん以前にケース内のエアフローが根本的に悪いんだろうなあ。サーバには静音性を求めちゃいけないんだろうなあ。そもそもケース前面の吸気ファンすらつけてないし。
とはいえ、すでに本サーバとして見切り発車で運用を始めてしまった以上、今後頻繁にハングされると非常に困る。で、当面の解決策として、今日はケース前面につけるための吸気用ファン(リンク先はPDF)を買ってきた。
▲これがそのアレなわけだが。
説明書きによれば「温度センサー付きで、指定温度以下になれば勝手にファンが止まる」ということらしい。で、これをケース前面につけて何度か負荷をかけたりしつつ早30分経過。…動作しない。うんともすんとも言わない。これでホントに大丈夫なのかね。
それにしても、月の土地が1エーカー2,700円で買えるこのご時世、温度センサー付きファンひとつに3,100円って微妙。
P.S.
で、やっぱりケース前面には吸気ファンをつけなきゃいけないの?
教えてえらい人。
こんな努力も空しく、昨夜またハングしました。でもキャプチャカード自体はそんなに発熱してませんでした。
他に発熱しそうなものを調べてみたところ、二つお隣りのAGPに刺さっているグラヒックカード(ELSA ERASER とかいう古いやつ)が激しく発熱してることを発見。チップにはファンじゃなくてヒートシンクが付いてるやつなんだけど、チップ裏の基板部分は5秒触ってられないくらい熱いです。これが原因かもしれんので、PCIの順序変えてみるっぺか。
吸気ファンと排気ファン、どちらか片方だけ付けるとすれば排気ファンというのが定説ですね。
やっぱそうだよねえ。結局、もそっと風量の多い8cmファンを吸気用に付け直しました。今のところは安定して動作してるみたいです。