法人設立に向けて、印鑑がたくさん必要になるらしい。使い分け方法や使うタイミングについては恥ずかしいくらいに無知なので、粗相をしてしまわないかと今から心配だ。父に倣って分類してみると、こんな感じで使い分けているとのこと。
個人:
実印→口座開いたりとか重要書類とか
法人:
角印→見積書、請求書
銀行印(実印)→領収証、契約書、銀行
ゴム印→いろんなものに押す
さらに個人・法人それぞれの印鑑証明については、個人の場合は居住区の役所に、法人の場合は所在地の役所にもらいにいくとのこと。ハイここ複雑だけど試験に出ますからね!間違えると痛い目にあいますからね!
さて、次は、印鑑をどうやって手に入れるか。街角のハンコ屋さんでもよかったけれど、今の自分ならネットショップに訪れるユーザの立場で物事を考えられるんじゃないかと思い、「検索エンジン経由でネットショップを訪れて印鑑を買う人」シミュレーションをしてみた。以下がその結果。
所要時間:15分程度
使用検索エンジン:google
検索単語:印鑑
検索結果:2,890,000 件
一見さんばかりで大口契約の望めない閉鎖的な業種、という印象があったけれども(関係者の方、間違ってたらすいません)、競合は思った以上に多い。当然スポンサー(広告)も多し。ためしにovertureで確認してみると…285円/クリック!高い!!
ひょっとして、印鑑って想像以上にニーズのある、利益率の高い商売なんでしょうか?
予想と現実のギャップは置いといて、上位から順にサイトを眺めてみると、どこもかしこもSEO対策済みなのがよくわかる。やっぱりみんな「印鑑」「ハンコ」「はんこ」あたりで検索するみたいだ。さらに価格比較もかねて次から次へと眺めてみると、デザインが酷似しているサイトが多いことに気づいた。ということは…
なるほど、儲かる商売なんですね!
比較した結果、どこのサイトも取り扱う商材・価格はほとんど変わらないみたいだし、急いで買う必要もないので、検索結果1位のサイトで買おうという気は起こらなかった。結局のところ、
- 検索結果の1ページ目に出ていて
- 信頼できそうで(顔写真があるとか、説明書きがたくさんあるとか)
- わかりやすい(迷わない)デザインのところ
で買うんじゃなかなあ。特に2番目の要素は大きくて、商材のカタログ情報ばかりのサイトよりも、店長の人となりとか、メイン商材の由来とか、使い方とか(これ重要)、サブ情報が充実しているサイトは総じて好感度が高かった。
そういうコンテンツって、売り上げに直接結びつくわけじゃないし、作成時間もかかるから本腰を入れて書いてくれる(情報提供してくれる)サイトってあまり見かけない。だけどこういうところに力を入れてくれるサイトは、他のところも本気でやってくれそうでイメージアップ&マイナーキーワードも拾いやすくなってウマーーなんだが。
というわけで、まだサブ情報が充実していないネットショップの店長さんが見てましたら、シコシコ作ってくださいまし。じわじわ効いてきますから、マジで。
最後に、スポンサーサイトにすごいのを見つけたのでピックアップ。安売り志向の他サイトとは一線を画し、彫師とその実績を前面に押し出すというアプローチをかましている異端サイトだ。アドワーズの謳い文句は
ズルいよ!こんな風に言われたら、広告と知っていてもクリックしたくなっちゃうじゃないか!
「首相の印鑑を彫った職人」
クリックしてしもた…
ここ頼もうかしら。
わははははー
やっぱりすごい気になるよねえ!?天井知らずなお値段も気になるけど…