ライブドアよ、おまえもか

ライブドアがSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)をはじめるらしい。

ライブドア、ソーシャルネットに参入
ライブドアは1月16日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「livedoor フレンドパーク」のβ版を公開した。SNSを国内大手ポータルが展開するのは初めてで、livedoorの他サービスとの連携で相乗効果を高める。

いくら6人の知人の連鎖を介せば世界中のどんな人にもたどり着けるという仮説(Six Degrees of Separation)があるとはいえ、人と人とを繋げた副産物で儲けるSNSビジネスってそんなにオイシイんだろうか、と疑問に思うところはある。

ほとんどのSNSユーザは個人情報とか興味分野とかをジャンジャンバリバリさらけ出してるだろうから、広告のキーワードには事欠かないだろう。だけどこういう雑多なニーズが入り混じったコミュニティサイトの運営においては、ワントゥーワンマーケティングやCRMのシステムをよほどうまく作らないとユーザ数と収入が比例するようにはなりにくい気がする。

っつーかPPC広告とかだけじゃとてもおっつかなくて、「どんどん次の手を打っていかないと儲かる前に潰れちゃうよう」というのが現状なんだろうな、きっと。

mixiはユーザが20万人を超えても未だに単月赤字続きだけれども、商売上手な堀江さんが類似サービスをやった場合、一体どのくらいの期間で、またどういう経緯を経て黒字化していくのか、とても興味深いところだ。

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コメント(8)

うん。すごい興味深い。。。
ありきたりなんだけど、MIXIの中で商売させたらどうなんだろうね。
ヤフオクみたいな形態にも、楽天みたいな形態にもなりうる。
ポイントは売り手の「個人」がすごーく良くわかるということぐらいだが・・・

買いたい人だけクレジットカードなどを元に登録すればいいし、興味ない人はそのままでもユーザとして居残れる、みたいな。

ただ金、金、言って、金が絡むとろくなことが起きないような気もするが。
(メッセージ機能とかついちゃってるしね)

結局は競合になりうる「楽天」などのサービスと比較して、出店者がどちらに魅力を感じるかにかかってくるんじゃないかなあ。

mixiはメンバーオンリー、かつ検索ロボットの介入できないサービスだから、ある意味「いちげんさんお断り・広告が出せない」お店。一方の「楽天」などは誰でも見れるし、検索ロボットもクロールできる「誰でもよっといで・広告バンバン打ちまくり」なお店。

ネットでの物品購入者の7~8割は検索エンジン経由からという調査結果があることからも(出展忘れてしもうた。スマン)、mixi内へ出店することは出店者にとってあまり魅力がないような気がする。

視点を変えて、すでにネットショップを持っている人がSNS内で販路拡大するという道はあるのかも?という気はするけど。

どっちにしろ、閉じた世界ってのは一長一短があるね。

うーん、そうか。
では考え方を変えて、例えばこういうのはどうだろう?

市川駅を利用する人間は1日に4,5万だっけ?
駅前に存在する店舗は大抵は市川駅の利用者に限られる。
吉祥寺や横浜の人間は利用しないわけだ。

こういう限られたエリア&人に利用される店舗というのが、実際の店舗スペースを持たずに
営業するようなイメージと、MIXI上で行われる店舗展開というのは似てないかな?似てない?

商品にもよると思うけど、店舗スペースを持って限られたエリアで商売している人間がいる以上、ネット上の限られたエリアで「顔が見える」店舗というのはある意味同種とも思え、成り立つような期待もあるのだが・・・どうだろう

当方、ネットオークションは利用したことない人間ですが。

限られたエリア&人に利用される店舗はどういうものかを考えると、地域密着型な地元の商店街のような物だと思うのです。
その店の店主と親しくなって、信頼関係を築いてこそ商売が成り立ってゆくというようなものです。

そういう意味ではmixiは閉じたネットワークという視点から見て似たようなものだと思うのです。

ただ地元の商店街とmixiはどこが違うかというと店主(=出品者)の顔が良く見えるか見えないかだと思います。

私はishii君などを良く知っているので、ishii君が出品すれば物によっては購入します。私の知らないishii君の友人ならまだ許容範囲。ただishii君の友人の友人となるともう顔が見えません(会ったことがないから)。

顔が見えないのならば、それは閉じたネットワーク上でのオークションであろうとも、開かれたネットワーク上でのオークションであろうとも同じだと思うのです。

そう考えるとむしろ誰でも参加可能な楽天やヤフオクの方が参加人数が多い分有利になると考えます。

当方の考えでは、実店舗とネットショップとの大きな違いは「お店へのアクセス方法」だと思っております。

アクセス方法は、どちらも大きく「ふらっと立ち寄って買う人=検索エンジン経由などで来る人」と「実際の店舗のリピーター=ブックマーク経由で来る人」の2系統に分かれるよね。これは異論がないと思う。

もちろん、実店舗もネットショップも最初からリピーター(ブックマーク経由)の人なんてほとんどいないわけで、ふらっと買いに来た(検索エンジン経由で来た)新規顧客が店を気に入り、リピーターになった時点で既存顧客へと変化する。

また一般的に、既存顧客の維持コストは少なく済む半面、新規顧客の獲得コストは非常に大きい(10倍とも20倍とも言われる)。じゃあ既存顧客にだけバンバン売ってりゃいいかというと、既存顧客の生涯利益(そのお店に対して一生涯で支払ってくれる利益)は無限大じゃないからそうもいかない。つまりお店を繁盛させるためには、定期的に新規顧客を獲得しつつ既存顧客へ売り続ける、というのが重要になる。

それを前提に考えると、SNS内での店舗というのは「ふらっと立ち寄って買う人=検索エンジン経由などで来る人」が非常に限定された店舗になってしまうため(mixiの検索機能の貧弱さは知ってるでしょ?)、遅かれ早かれお店が回らなくなる可能性は非常に大きいんじゃないかな。

話は変わって市川駅前のお店の例だけど、1日に4~5万人*も*利用されてる、と考えたほうがよろしいかと。例えば、200人が前を通ったら大抵1つは売れる商品があったとする。そしたらその商品は、駅前のお店なら少なくとも一日に200個も売れることになるよ。これが1日に5000人しか利用者のないお店だったら、同じ商品でも売れる数は25個になる。その差はハッキリ現れるよね。

これはネットショップでも同じで「1件購入するには平均して○○○アクセスが必要」というのがお店によって決まってくるので、購入に結びつくアクセス/結びつかないアクセスの区別なく、とりあえず集客しなきゃ売れるものも売れないです。

で、集客するためのもっとも強力なツールは言わずと知れた「検索エンジン」なわけで、結果としてお店を繁盛させるには検索結果の上位表示に関するノウハウが必要になる、と(俗にいうSEO)。でもmixiでは検索エンジン経由でのアクセスがまったく期待できないので、ちょっと難しくないか?と考えるわけです。「視点を変えて、すでにネットショップを持っている人がSNS内で販路拡大するという道はあるのかも?という気はするけど。」と書いたのは、こう考えていることが理由です。

でもネットショップなんて、やってみなきゃわかんないところはあるけどねー(ここまで書いといて…)

うーーん、なるほど。なんか、こういう議論をさ、ソアーという会社はできるところだと思ってたんだけどね。

お前ら熱いな!熱い!

で、僕のイメージなのだけど、
ネットショップって、例えばいわゆる楽天なんかはそれで商売して食って(または本気の副業として)る人が出店するんだと思うんだよね。
要するに敷居が高いという。
で僕がMIXIにあったら面白いかなと思うのはオークション的&店舗的なものかな。
より気軽にできるもの。集客力が見込めなくても、気楽にね。

MIXI見てて思ったのが、わりとクリエイティブな商売に関わっている人が多く集まっているような(錯覚?)気がしたのだけど、
そういう人が気軽にそのクリエイティヴィティを高められる機能があったらいいな、って。

コミュニティは自分の興味に沿って検索して、
結構入るでしょ?多い人だと数十個も入ってるし。
同様に興味のある店舗というものを皆検索しないだろうか・・・?どうだろう。

店舗という言い方は少し僕のイメージとは違うかもしれない。
「いつでもフリーマーケット」「個人工房」みたいな名前がしっくりくるかな。

たとえば僕のマイミクに登録されている方で、
ギターや釣道具へのインレイを入れる趣味を
持っている方がいたり、手作りの楽器製作されている人がいたり。
はたまた子供向けorインテリアとしての家具を作りたいという人など。

今のネットには意外と、クリエイティヴィティを発表する場が無いと思うのです。
あっても情報過多で作り手の顔が見えなかったり。
そしてクリエイティヴィティは飛び火するもので、
例えば音楽を作っている人は映像に興味を持つケースが多かったり。

長くてよくわからなくなってきたが、
「顔が見え」、「クリエイティヴィティを発揮できる」、そんな機能があればより面白いのではと思いました。

そうそう、市川駅の4,5万は僕も多いのだと思うよ。
で、MIXIの20万が自分の興味にしたがってフラっと立ち寄るケースはどちらがどうなんだろうか・・・
あと、MIXIは口コミ率が高いような気もするが、
そのあたりマーケティングのプロとしてはどのように考えまするか?

※3日前くらいにコメントをした記憶があるんだけど、どうやらPreviewボタンを押して満足してしまったらしく、投稿されてませんでした。ハイ今気づきました。かなり長文だったから大方忘れちまったので、要点だけ思い出して書いてみる。

・オークション的なモノならアリかも
・多分このサイトの拡張版みたいなモンになる?→ttp://kkm.kaikaikiki.co.jp/
 ちなみにこのサイトに関わった人と話をする機会があったんだけど、「なかなか儲からん…」といっていた。国内でのネームバリューのなさも原因らしいけど、アート関連だけで儲けるのって難しいらしい
・サービス開始するとなれば、やはり設備投資がネックになるんじゃないかと
・mixi内におけるクチコミが有効かどうかは、情報の動線をうまく作ることができさえすれば有効に作用すると思う。仕掛人とコミュニティを用意して、mixiメルマガとかオススメのコミュニティとかで紹介されていけば。でもやっぱ20万人(今は30万人になったらしい)っていう母数は心もとない気がしないでもないけど

ちなみに当方はマーケティング関連会社で働くサーバ管理者なので、マーケティングのプロじゃないです。ここに書いたことはマーケティング関連本を読めば全部載ってる、はず。

…こんな感じだった、気がする。許せ。

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このページは、ishiiが2005年1月17日 23:37に書いたブログ記事です。

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