ナチュラルボーンゲーマー

見ないようにしてたけど、ついにPSPが発売された

保育園時代は親戚の家にあるゲームウォッチがとてもステキで楽しくてうらやましくて、帰り際の母親に手をひっぱたかれるまで、いつまでもいつまでも遊んでいた。

小学校時代は「約束とは破るものと見つけたり」とばかりに一日30分の約束を破ってファミコンに没頭し、ついには本体を捨てられてしまった。

中学校時代は「見つかったら生活指導モノ」だった調布駅のゲーセン「モナコ2号店」へ足繁く通い、スト2と飢狼伝説2に燃え尽き、ついでに成績も燃え尽きた。

高校時代は念願だった家庭用NEOGEO(マニアは黙ってカートリッジ版)を手に入れた上に「デイトナUSA」と運命の出会いをしてしまい、サントラを買った挙句に「デ~イ~ト~ナ~」と歌いながらドリフトしつつカウンターを当てる毎日だった。

そんなナチュラルボーンゲーマーを地でいくような当方だったが、大学受験を境に、リビドゥにも似たそれまでのゲーム熱が一気に冷めてしまった。

なんとなく「浪人するんじゃねーかなオレ」と人ごとのように思っていた高校3年の夏、がんばってもなかなか取れないような成績を5年以上も維持し続けていたために、「大学なんて行ったって無駄だ!現役合格しなかったらオマエは働きに出ろ!」と母親に泣かれながら叩かれながら怒鳴られてしまったのである(注:誇張なし)。

当時の当方からゲームを取ったらただの人。働きに出るだなんて考えもつかず、ああこりゃさすがにヤバイね、うんこりゃヤバイと、かなり死に物狂いで勉強せざるを得なかったのである。で、奇跡的に青学に現役合格してしまった。オ、オレが!今まで親に泣かれても叩かれても勉強しなかったオレが!一生懸命学校(奥さん、あるんですよそういうものが!)にブチ込まれても一生懸命にならなかったこのオレが!人間って本当に追い詰められると強いもんだねぇと、この時ばかりは思ってしまったほどである。

しばらくの後。受験が終わった安堵感と開放感に包まれながらいつもの駅で途中下車し、いつものゲーセンに出向き、いつも陣取っていた筐体に50円玉を入れた瞬間、何かが違っているのに気がついた。何かが足りない。何だろう。そうだ、いつも感じていたものが足りない。

焦燥感と背徳感。
その2つが、すっぽりと抜け落ちていた。

成績が悪いのに勉強もせず、ひたすらゲームに没頭していた日々。いくらアタマの悪い人間とはいえ、親に対して後ろめたさを感じないわけがない。それでもやめられないのがアタマの悪い所以なのだが、その状態にいることに慣れすぎていた当方は、重圧感のない場面でプレイするゲームに面白みを感じなくなっていたのである。例えるとすれば、屋外プレイに慣れすぎて露出プレ(略

閑話休題。

で、ついにPSPが発売されたワケであるが、実はまだ実物を見たことがない。見たら何かと理由をつけて買っちゃいそうなので、あえて見ないようにしてるのである。でもニュースサイトを見てる限りではお祭りが楽しそうで楽しそうで…。多人数で繋げちゃったりして、楽しそうじゃないか。ちくしょう。

この次世代神輿に乗るべきか乗らざるべきか、それが問題だ。

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コメント(2)

こんな素敵なPSP。あなたも1台どうぞ。
http://www.yuko2ch.net/psp/

あーあー

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このページは、ishiiが2004年12月13日 01:35に書いたブログ記事です。

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