以前の同僚でありかつ同期であるところの尾上と夕ご飯を食べるため、途中下車して前の会社に寄った。22時近くだったからか、尾上の他には後輩1人しか残っていなかった。そこで聞いた話によると、その後輩の同期が退職することになったらしい。
原因は、またかというか、もちろんというか、鬱だ。
ちなみにこの会社において僕の同期は4人いたけれど、不幸なことに全員が鬱(あ、僕は適応障害だからニアミスか?)の経験者となってしまった。尾上を除く同期全員が辞めた理由はそれだ。
この会社は僕が辞めてからも(というか辞める前からも)コンスタントに鬱病患者を輩出している、いわゆる「鬱の一流企業」である。商売においては業界の端っこで売れない技術をウリにしてホソボソといったところだけど、鬱病患者の輩出比率だったら他の追随を許さない。所謂ブッチギリだ。第一、同期全員が(3年以内で)鬱になる会社なんて今まで聞いたことがない。そんな前提があることから「次は誰だろうなあ」などと漠然とウォッチしていたわけだが、今回もまたキッチリ成果をあげてくれた。
さすが成果主義を標榜する会社だ。やることはやる。
ちなみに結婚式で頼んだスピーチでは「彼は将来の幹部候補です!」などと浮いた歯が雲を突き抜けそうなセリフを社長から言われたが、きっかりその3ヵ月後に辞めた。そして未だに「あのスピーチ、最低だったね」と会う人ごとに言われる。
その度にリアクションを考えるこっちの身にもなってくださいよ、社長。
その度にリアクションを考えるこっちの身にもなってくださいよ、社長。